先日、とあるNPO法人さんの施設を訪問させていただきました。
代表者とは、もう14年以上のお付き合いになります。
仕事を超えて、家族のことや人生観を語り合うような、信頼できる存在です。
今回は、施設に太陽光発電と蓄電池を導入したいというご相談を受け、実際に現地に足を運びました。
■ 「障害」という言葉への理解が、変わった日
現地でお話を聞いていて、私自身が大きくハッとさせられたことがありました。
それは、「施設を利用されているお子さんの多くは、先天的に障害を持っている」という
私自身の“思い込み”です。
実際には、利用されているお子さんの約半分は、後天的に障害を持つことになった子どもたちなのだそうです。
このことを知って私は、
**「我が子に、身近な誰かに、明日起こってもおかしくないことなのだ」**と、
自分の意識が大きく変わっていくのを感じました。
■ 大切なのは、今できることから始めること
災害時、電気が止まれば、それは命に関わる状況になることもあります。
こちらのNPO法人さんのように医療的ケアを必要とする子どもたちが集う場所において、
太陽光や蓄電池の備えは、単なる設備ではなく“命を守る手段”です。
もちろん、すべてを完璧に整えることは難しい。
でも、**「できることから始めよう」**という気持ちは、誰にでも持てると思うのです。
そして今日の私のように、
誰かの気づきが、また別の誰かの行動につながっていく。
そんな連鎖が生まれたら、きっとそれは社会にとって小さくない一歩になるはずです。
■ 支援とは、「特別な誰か」がするものじゃない
支援や備えは、大げさなことじゃなくて、
“誰でも、今日から、できる範囲で始められるもの”。
私はこれからも、そんな姿勢を大切にしながら、
目の前のご縁や、求められている声に丁寧に向き合っていきたいと思います。
この体験を通じて得た「気づき」や「想い」が、
どこかで誰かの背中をそっと押せることを願って——。